カテゴリ:本/books( 16 )

ニーバーの祈り

茂木健一郎さんの『「脳」整理法』という本を読んでいます。
真ん中ぐらいの章の小見出しに「コントロール可能なことと不可能なことの区別を誤る悲劇」というものがあり、確かに、人間の悲劇はそこに端を発しているなと思いました。読み進むと、このような文章がありました。

小見出しと同じ意味ではありますが、「コントロール不可能なものを何とかコントロールしようと妄信して、深みにはまっていくダイナミクスは人間の脳が陥る悲劇の中で最も際だったもの」という文章です。私たちの苦しみ、悲しみは、何か自分の思い通りにならないことがあって起こるものですよね。

この本のこの箇所を読んでいて私が思い出したのは、ニーバーの祈りというものです。この祈りは、おそらくニーバーというクリスチャンの祈りで、多くの人の共感を呼んで今も同じ祈りを捧げる人が多いのだと思うのですが、この祈りを励ましの言葉として仕事に向かう職業の人たちがいます。私が以前目指していて諦めてしまった「通訳」と呼ばれる仕事です。通訳者の間で、通訳学習者の間で、よくこの祈りの言葉が交換されています(メールとかブログのコメントや、その手の本において見かけます)。通訳というのは、他人の頭の中であまり整理されずに口に出された言葉さえも、瞬時に解釈して別の言葉に置き換えるという仕事なので、自分でコントロールできない範囲が非常に広い中で最大限のパフォーマンスをしなければなりません。だからこの祈りが彼らの励みになっているのでしょう。前置きが長くなりましたが、ニーバーの祈りというのは、これです。

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

神よ我らに
変えられないものを受け入れる潔さを
変えられるものを変えていく勇気を
変えられないものと変えられるものを見分ける知恵を
どうか与え賜え。

通訳者の間だけでなく、これは私たちの日々の歩みのなかで、苦しみや悲しみを防ぐためにも常に祈っていく必要がある祈りではないでしょうか。
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by marthymarthy | 2008-01-17 12:01 | 本/books

コメント力

非常に遅れをとってますが、いまさら読んでます。
「生協の白石さん」
夫が先日読んでえらく薦めるので。
まだちょっとしか読んでないのですが、
白石さんのようなコメントができるようになりたい。
謙虚で心優しく、誠実で寛大な人でなければ、
あのようなコメントはできないですね。
どういう人なんだろう、白石さん。

今朝夫と読んだ聖書箇所でも、人に伝える言葉の大切さが書かれていました。
また、優しい心の大切さも。

箴言16章から
へりくだって貧しい者とともにいるのは、高ぶる者とともにいて、分捕り物を分けるのにまさる。

心に知恵のある者は悟りのある者ととなえられ、その快いことばは理解を増し加える。

親切なことばは蜂蜜、たましいに甘く、骨を健やかにする。

ねじれ者は争いを巻き起こし、陰口をたたく者は親しい友を離れさせる。

怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は町を攻め取る者にまさる。
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by marthymarthy | 2007-08-01 08:08 | 本/books

しゃくとりむしの帽子やさん

ときどき、両親が思い出話として、私が3歳くらいのときに丸暗記していた絵本のことを話す。当時は丸暗記していたのに、今ではストーリーさえかすかにしか覚えていない

それはしゃくとりむしの帽子屋さんの話で、しゃくとりむしがてんとうむしだか忘れたけど、虫の友達に帽子をつくってあげたのにそれがなくなって探す話。探していると、「きらきらひかるあやしいあしあと」を見つけて、後をたどるとたしかナメクジかカタツムリがその帽子を盗んでいて、「僕もこんなきれいな帽子がほしかったんだ」と泣いてあやまり、しゃくとりむしが新しい帽子を作ってあげて一件落着するというような話。たぶん。。。。

私はこの「きらきらひかる(ぴかぴかだったかも?)あやしいあしあと!」っていうとこがお気に入りだったみたいで、いつもそこを強調して音読していたらしい。ちょっとだけ覚えている。

さて、昨日もこの話になった。というのも、実家の車庫のコンクリートにナメクジの跡が光っているのを父が見つけたから。

携帯ではいまいちだけど、ぬれたように光っているところがナメクジの跡です。
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この絵本を読んだという方、ほかにいらっしゃいませんか?
私が子供のころの絵本は母がすべて友達の子供とか施設とかにあげてしまったので残っていないのです。タイトルさえもちょっと思い出せません。「しゃくとりむしのぼうしやさん」かなと思って、国会図書館のサイトなどでも検索したけど、ないのです

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by marthymarthy | 2007-05-30 19:05 | 本/books

星の王子さま感想文

ずっと前、いつだったか、家の中を片付けていたら、10年以上も前に自主的に書いた「星の王子さま」の感想文が出てきたので、そのうち発表する、なんて書いたことがあったかと思います。

でも、原稿用紙10枚も書いてるので(手書き!ヒマだったんだね~)、今読み返して、今でも特に同意できる部分を抜粋してご紹介したいと思います。

ちなみに星の王子さまは10年前に初めて読んだのではなくて、中学生くらいのときに読んで以来大好きな本なのですが、10年ほど前「星の王子さまと聖書」っていう本を、当時の同僚(今の夫ね)から借りたので、改めて読み直したというわけです。



数年ぶりに昔の愛読書を読み返したことは
それなりの収穫でした。
これまで気づかなかったところに目がとまったのです。

これまで「かんじんなことは目に見えない」ということばかり
気にとまっていましたが、同じことを
「だけど、目では何も見えないよ。心で探さないとね。」
というふうに言い換えてある部分に今回気づいたのです。

私は昨年洗礼を受けたHNさんが証しの中で
「イエス様の十字架の死は頭でわかるものではなく、
心でしかわからないのだ」とおっしゃっていたことを
思い出しました。

聖書は机の上にあるだけならただの物体です。
そしてそれを開いても頭で理解しようとしているうちは
まだただの物体です。目に見えてはいても、
その本当の姿を見ていないのです。しかし、
それを心で読むとき、聖書はもうただの物体ではなく、
生きた神のことばとなるのです。

もうひとつ、新たに心にとまったことばがあります。
王子様の言った「あの花の言うことなんかとりあげずに、
することで品定めしなけりゃあいけなかったんだ」
という言葉です。

ここでサン・テクジュペリが本当のところ何を
言いたかったのかは分かりませんが、ここを読んだとき、
私はいくつかのことを思いました。

ひとつは、聖書の多くの箇所で、私たちの口が
いかに偽るか、だから言葉数を少なくしなさい、ということが
言われていることです。私たちの口は、
自分の体裁のために、いとも簡単にうそをつくし、
ときには思っても見なかったことを口走ったりします。
もっともそれこそが深層心理の本音なのだという
心理学者もいますが。しかし、言うつもりはなかった
というのも本音です。
私たちは他人をその言動でやすやすと
評価すべきではないのです。

そしてきつねが「仲良くなる」という意味で使った
「飼いならす」とか「暇つぶしする」という言葉も
思い出されました。
暇つぶしする、とは、つまり誰かのために時間をさいて
何かをするということです。
好きな人はもちろん嫌いな人でさえも、
その人のために暇つぶしすることによって、
愛することができるのです。
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by marthymarthy | 2007-04-10 16:04 | 本/books

川上弘美さん

yom yomには川上弘美さんの短編も掲載されていた。元々読書家ではないし、活字を読んだとしても小説よりノンフィクションのほうが好きなのだが、数年前に(←よく調べたら数年どころか12年前!!)川上弘美さんが芥川賞を受賞したときから気にはなっていた。ときどきファッション誌などの書評にも登場していた。人は見た目で判断してはいけないとはいっても、彼女の顔から受ける印象も、なんとなく好きだった。

そして今日初めて、彼女の短編小説を読んだ。学校に向かう電車の中で。。。。

脱線するが、最後の授業は大変疲れた。最後だからとくに頑張ろうと思ったのか、かなり肩に力が入って、ばりばり。お風呂で肩の筋肉を暖めよう

さて、川上弘美さんの作品は、登場人物の心の描写が、言葉数はそう多くないのに、とてもよくできていて、風景なども目に浮かぶようだった。内容もとても現実的。私が小説をあまり好まないのは、ドラマチックすぎたりして、とにかく現実離れしているから。でも彼女の小説は好きだな。今度図書館で借りてこよう。
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by marthymarthy | 2007-02-22 23:02 | 本/books

古本屋さんで

先に書きました待晨堂(←シンの字出た)で、カレンダーをもらいました。
いくつか種類があったけど、これをチョイス。
天使って白人のイメージで描かれることが多いけど、これは黒人だったので、新鮮でした。アジア人っぽい天使も天国にはいるかな。




「出エジプト記」から聖句が書かれています。
23章20節
見よ。わたしは、使いをあなたの前に遣わし、あなたを道で守らせ、わたしが備えた所にあなたを導いて行かせよう。

買った本はこちら。


トマス・ア・ケンピスの「キリストにならいて」
ポール・トゥルニエの「人生の四季」
G・ベーキの「心の細道」

上の2冊は有名なので、いつか読んでみたいと思っていたものなのですが、
「心の細道」は今日初めて出会った本です。
ハンガリー出身のカトリック司祭が日本で長年宣教する中で、日本語で著したものです。
大変美しい日本語で、おどろきました。また、内容もすばらしいです。

特に感動したところを引用いたします。
これは、私たちが滅多に使わない客間などを北側に配置することが多いけれど、本来なら、他人には南側の部屋を用意しておくべきである、という文章の後に続く段落です。

神さまに対しても同様です。たびたび神さまのために、自分の心の中に適当な場所がありません。趣味やら仕事やら、自分のことなら、そのための暇もあるし、力も十分に傾けていますが、神様のために暇も、エネルギーもないことがたびたびあります。健康で元気なとき、若いとき、調子のよいときには、自分だけのことを考え自分だけに生きていますが、病気になったり、力が衰えたり、調子が出なくなったりしたときだけ神様を思い出すならば、これはまったく自分のために人生の南側を奪い取り、神さまには北側しか与えないことになります。すなわち明るい部分は自分のためにとっておいて、暗いほうを神さまにまかせ、南側は私に、北側は神にということです。
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by marthymarthy | 2007-02-06 22:02 | 本/books

諦めない精神

昨日パン作りに失敗したけど、
夫は「もう一度作ろう」と言って、夜8時過ぎくらいから、また生地をこね始めた。
最初は、「もう疲れてるからいいよ〜。明日はパン屋さんで買っていくから。」
って、私が言っても聞かない。
「ほっとけない精神。諦めない精神。」
とか言いながら、粉を計り始めた。

本当はこのホームパーティーは家族単位で招かれていて、夫も招かれてたんだけど、すでに予定があって行けなかった。

「諦めない」なんてかっこいいこと言ってるけど、本当はパンをこねたかっただけじゃないの?って私が言うと、

「パンを作るっていう形で、参加させてもらいたいの!」

だって。そうなんだ。うれしいよ。それじゃあよろしく。

というわけで、2度目は大成功!
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ホームパーティーに持参し、テーブルに並んだ写真はこちら。
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オードブル係の人が、チーズをたくさん買って来てくださった
このパンはやたらチーズに合うレシピなのです。

レシピはこの本を参考にしています。
この本に掲載されているものは、全部おいしいですよ。
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パンはとっても評判であっという間になくなったけど、
最後に1つだけ残ってた。
遠慮の塊というものですね

よかったね、Kirk。

そして最後のデザートは、このお宅のご主人のお手製コーヒーゼリー。絶品です。ご主人は喫茶店を20年近く経営していらっしゃったので、そのお店のレシピです。
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by marthymarthy | 2006-12-03 20:12 | 本/books

ティータイム♪

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文鳥たちをペットホテルに預け(明日から熊本に行くため)、その帰りにキリスト教書店に立ち寄り、口語訳聖書を入手。聖書にはいろいろな訳があって、どれも基本的に意味は同じだけど、やっぱり一長一短。箇所によって、この翻訳は分かりやすけど、あの翻訳は分かりにくい、というのがあります。翻訳ってむずかしいですね。今まで口語訳は使ったことなかったけど、母の闘病のテーマである「根絶やし」の部分が、口語訳のほうが分かりやすく書かれていたので、購入。このことを教えてくださった熊本の教会の黒石Y子さま、この場をお借りしてお礼申し上げます。

駅近くのビルに入っているKIHACHIで抹茶フロート(甘さ控えめでおいしい!)を飲みながら聖書を開きたかったんだけど、席が空いてなくて断念。しかたなく近所のコンビニでカフェラテを買いました。私、こういうの買うの初めてです。甘ったるくてだめかなあ、と不安だったけど、森永芳醇ラテってのをチョイス。スタバブランドも考えたけど、森永に知り合いがいるから、そっちを選びました。思ったより甘くなくて、苦味さえあって、とってもおいしかった。疲れている身体に染みとおる感じでした たまにこういうティータイムもいいな。

「根絶やし」部分の翻訳の違いをご覧になりたい方は「続きを読む」をクリックしてね


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by marthymarthy | 2006-10-27 17:10 | 本/books

ヒカ碁に注意

私が「ヒカルの碁」というマンガを初めて読んだのは去年の8月。
実家の父が囲碁をするので、夫が相手になってあげたら父も喜ぶだろうと、夫に囲碁に興味を持ってもらうために第1巻を私が買ってきたのが始まり。
その後ダーっとブックオフで夫が買い集め、夫婦でスピード読破
私自身も囲碁を打ってみたいと読んでるときは思ったけど、
やっぱり難しそうだから手が出ていない。
夫は実際NHKの囲碁講座などで多少勉強して、一度は父と打った(指導碁)こともあるけど、なにしろ飽きっぽい性格だし、忙しかったこともあって、碁のことも「ヒカ碁」のことも忘れていた。

と・こ・ろ・が〜
数日前から突如として再び「ヒカルの碁」を手にして読み始めた。
私も読み返したいのは山々だけど、他のことが手につかなくなるので、自制している。床や枕元に夫がしまい忘れた「ヒカルの碁」が散らばっているので、つい手にとりたくなる。でもがまん。



夫は「また囲碁がやりたくなったなあ」と言っている。

私はマンガとはいえ、「ヒカルの碁」を読んで努力とひたむきさの大切さを学んだ。通訳学校が始まるまでにはもう一回読んでおこうかな。

問題は15~17巻が号泣をさそうこと。去年は中耳炎と頭痛になってしまった
今年は涙をこらえて読めるかな。がんばってみよう。
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by marthymarthy | 2006-09-20 08:09 | 本/books

カフェにて

今日は買い物の用事があったし、その後は教会の祈祷会に行く予定だったので、買い物と祈祷会の間の時間をカフェですごした。
久々の優雅な時間。カフェっていっても、オシャレなカフェじゃなくて、エクセルシオール。でも私はエクセルシオールはけっこう好きだから満足。いつもボサノバがかかってるのがいい。それに2人用のテーブル席がちょうど空いて、ゆっくり座れたし。シナモンロールと本日のコーヒー。シナモンロールは初めて注文した。あたためてくれるんですね。
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カフェからメールを数件した後、まだ読み終えてなかった『愛と心理療法』を読む。いつかもこの本をエクセルシオールで読んだことをブログに書いたっけ。「聞く」という作業について書いてある箇所だった。「聞く」という作業がどんなに愛を伴うものか、ということ。

これは精神科医学や心理学に関する内容だけど、私は通訳をするときの「聞く」という作業のことを連想した。聖書が「あなたがたの隣人をあなたがた自身のように愛せよ」と命じるように、通訳をして差し上げる相手は文字通り「隣人」。その人の話すことをできるだけ正確に訳し、聞き手に伝えるには、話者の話に愛をもって耳を傾けることから始まるのではないか。来学期はそのことに気をつけて通訳の訓練に臨もう。

そして、普段の生活でも「聞く」という作業がとても大事だということが印象に残った。なんでもない話のようでも、真剣に耳を傾けてあげることが大事なんだな、と改めて学んだ。たとえば夫が会社でこんなことがあったよ、などと話すことは、適当にあいづちを打っていればいいのではなく、真剣に聞くべき話なのだということ。

この本、とてもためになる。さすがカルロス・ゴーンが「私を変えた一冊」として紹介していただけのことはある。まだ半分くらいかなあ。時間が出来たからじっくり読もう。
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by marthymarthy | 2006-09-13 22:09 | 本/books


2007年に天に帰った母の闘病記がメインです


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